3/11/’23 さいたま市・見沼自然公園 家族(親子)・ビギナー探鳥会 |
報告:市原あゆみ
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はじめに
今回の探鳥会報告は、参加者の皆さんに投稿していただいた写真を使わせていただきました。たくさんの写真が集まりましたことを感謝しております。
その中でも小学3年生のお嬢さんの撮った写真をたくさん使わせていただきました。ありがとうございました。
今回の見沼自然公園探鳥会は、家族(親子)・ビギナーの方中心ということで、元気いっぱいなキッズ達含め28名の方々にご参加いただきました。この日はぽかぽか陽気で快晴!スタートのご挨拶の間にもヒバリが囀り、春真っ盛りの見沼たんぼへ、いざ出発です。まずはじっくり観察できる見沼自然公園内の池でカモ類を観察しました。オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、コガモ…何種類覚えられたでしょうか??途中、メインリーダーの大井さんからコガモの雄が求愛時に鳴く声がこれだよ、と説明がありました。耳を澄ますと、確かに口笛のような高い声が何度も聞こえてきました。
見沼自然公園名物のヒドリガモの陸上集団採餌も見られて、その「行進の可愛さに心癒された」との参加者の方の感想もいただきました。
カモたちから少し離れたところには、繁殖羽に変わりつつあるカワウが毛繕いをしていて、白くなった腰の羽をしっかり見せてくれました。 |
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オカヨシガモカップル |
ヒドリガモの隊列 |
脇の白毛のナイスショット! |
池の西側の少し日陰の多い道に移動すると、ツグミ、アオジとまだ残っていた冬鳥達が顔を見せてくれました。ホオジロは冬の間もいましたが、今日は高いところにとまって「さぁ僕の歌を聞いて!」と言わんばかりに気持ちよさそうに囀っています。そこに負けじとメジロも大きな声でさえずりを被せてきて、春の小鳥の力強さ、元気さを感じさせてくれました。
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ホオジロ、囀ります! |
腹の黄緑が綺麗なアオジ |
アオジを探して目を凝らします |
公園を出て代用水沿いに公園から農耕地に出ると、鉄塔のてっぺんにチョウゲンボウが休んでいました。そこに気の強いカラスが飛んできて、威嚇を始めました。たまらずチョウゲンボウが翔び立つと、なんと同じ場所からもう一羽チョウゲンボウが飛び出してくるではありませんか。死角になっていた鉄塔の隙間にいたのか、思わぬカップルの登場に一同驚きと歓喜で大いに湧きました。カラスから逃げてしばらく空を旋回したあと、遠くの左右対称な鉄塔の右・左に1羽ずつとまり、まさに「お神酒徳利」でした。このまま見沼たんぼで繁殖してくれると良いですね! |
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チョウゲンボウを皆でじっくり観察 |
黒目がちで可愛いお顔 |
飛翔姿もしっかりと見せてくれました |
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お神酒徳利! |
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そしてクライマックスはアオゲラ登場!少し離れた林でドラミング音を聞いた方が何人かいて、「アカゲラかアオゲラがいる!」と皆で探しましたが見つからず、後ろ髪ひかれる思いでしたが…。終了間際に自ら姿を現してくれました。背の高い木にとまり、垂直方向への素早い移動と、順光で鮮やかなグリーンの背中を、しっかりと見せてくれました。当地で(というか見沼たんぼで)アオゲラを見たのは初めてです。かなり珍しいのではないでしょうか?
鳥合わせでは30種を記録。スタート時の目標達成です。あらためて見沼田んぼの素晴らしさを感じる大満足の探鳥会でした。
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参加してくれた小3の女の子が、ねばって撮ってくれたカワセミです |
同じくかわいい!ヒドリガモです |
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