6/3(土) 坂戸市・高麗川探鳥会 |
報告:浅見徹
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東武越生線 川角駅前、集合8時。県内の日帰り探鳥会なのに4時起きでないと間に合いません! 生まれも育ちも大宮の私にとって、髙﨑線と宇都宮線の沿線は馴染み深いのですが、東武越生線となるとかなり未知の世界となります。それでも、早起きをした甲斐がありました。雲一つなく晴れ上がった空。爽やかな天候の下、緑と清流と水辺の鳥に親しめた、大満足の一日となりました。
朝8時、駅前で受け付けをした後に、高麗川へ移動しました。多和目橋という、床が板張りの風情のある橋のたもとで自家用車組と合流し、ここで初めてコース案内、リーダ紹介などの説明があり、探鳥会が本格的にスタートしました。
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川沿いの遊歩道が整備され、車や自転車の往来を気にせずに鳥見に専念できるのは有難いです。高麗川の清流(と言ってもこの辺りは川幅が広く流れは緩やかで、まるで池のよう)に映る木々の緑が本当に美しい。水面に覆いかぶさる草の中からカイツブリの親子が泳ぎ出てきました。顔にまだ縞模様の残る雛が4羽ですが、親鳥と変わらないくらいの大きさに成長した子もいて、背中に乗るのはちょっと無理のようです。他にも、ホトトギスが鳴きながら飛んで来たり、イカルチドリが中洲の石原に現れたりと、道中を楽しませてくれます。
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コースの中間地点くらいの多和目天神橋の近くに、トイレがあります。ここで小休止。傍らの梢では、ホオジロが空に向かって囀っていました。
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多和目天神橋を渡って、今度は高麗川右岸を上流に進みます。この橋は冠水橋で、橋脚以外はほとんど木製のようで床は板張り、手摺なし、橋脚の一部に流木よけの丸太(つっかえ棒のように斜めに出ているやつ)も残っています。周りの環境と相まって、ドラマの撮影にでも使いたいような風景でした。
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城山橋から再び高麗川の右岸に移り遊歩道を進みます。かつてはヤマセミが見られたというこの辺り。今でもまだ緑が濃く、川の水は澄み、魚影も濃いように見えます。川辺の整備工事が一段落して静かになったら、また戻ってきてくれるのではと夢想してしまいます。夢が現実になりますように。
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城山を過ぎて、八高線の鉄橋が見える辺り、参加者全員が入れる気持ちの良い木陰で鳥合わせをしました。ほとんどの人が昼食持参で、そのままここでお弁当とおしゃべりに、時間が経つのを忘れそうでした。
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