3/20(月・祝)栃木県・日光東照宮裏山探鳥会 |
報告:佐野和宏
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指定の電車で東武日光駅へ。天気は上々。今日は3連休の最終日で、さらに陽明門の修繕工事が3月10日に竣功したこともあるのか、東照宮へ向かうバスは満員でした。 |
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メインリーダーのAさんと、10分後のバスで集合地へ着くと、ご参加に皆様はすでに探鳥モード。昨年は見られなかったクマタカが、鳴虫山上空を悠々と飛んでいました。トビ負けじとすぐ上空まで飛んでくるなか、受付・ご挨拶を終えていよいよ探鳥会のスタート。いつもの様に大谷川沿いを神橋まで向かいます。 |
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普段は声だけでなかなか居場所の判らないミソサザイですが、さすがに探鳥会では目が多い。程なく見つかりました。カワガラスやキセキレイなどのここの常連達も姿を見せてくれました。 |
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ここではじっくりと見てくれる人の少ないハクセキレイですが、この個体は顔の黒が薄く、ますます目立たない感じでした。神橋前を通過したところで、今回はすぐに稲荷川には出ず、東照宮の東側のレストランや別荘などの点在する小道を歩きます。入り口には古民家を利用した名店、本宮カフェがあります。 |
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小鳥は期待以上でした。早々に、庭木にウソが見つかりました。計4羽だったでしょうか、♂ ♀ そしてアカウソも。東照宮社務所の先から、いつもの稲荷川沿いの道に出て上流へ向かいます。
道すがらふと下を見るときれいな蝶が飛んでいます。なんとかタテハと言っていたので後から調べてみると、どうやらアカタテハです。陽気につられて出て来たのか思ったら、成虫で越冬するとのことでした。 |
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山鳥のポイントでカラ類やエナガを探していると、突然、オオアカゲラ!の声。枝の混みあったところで、双眼鏡ではなかなかみつかりませんでしたが、何名かがスコープに入れてくれました。すぐに飛んでしまうことも無く、全員が脇腹の縦斑を確認できたと思います。
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キクイタダキなどを探しながら折り返し点まで来ると、ここから川べりまで降りて昼食。東武日光駅でも購入したのか『ゆば御前』や『鶏わっぱ』などの駅弁も見受けられます。これもこの探鳥会ならではの風景です。ゆっくり食べたいところですが、女峰山や赤薙山を望む大きく開けた「空」が気になります。にクマタカを期待して、早々に昼食を済ませて上空を見上げる人もいました。
午後の部はいつもの様に稲荷川沿を神橋まで下っていきます。この途中にもミソサザイが囀る姿を見ることができました。
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振り返ると赤薙山の全景が見えてきました。合流する大谷川まで着くとゴールまでもうすぐ。ラストスパートでカモやセグロセキレイなどの、まだ見ていない鳥を探します。 |
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今年はカワガラスが多いのか、そこここに糞のついた岩が見られましす。
解散地に到着して鳥合わせをしてみると28種の観察。山の探鳥会としては標準的な数ですが、それ以上に楽した気がします。解散後にもうひと歩きと思い準備をしていると、カワアイサが2羽下流へ飛んで行きました。すぐ目の前の低木にはエナガも。おとなしくしてくれていたので、記念写真をパチリ。 |
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10名程度だったでしょうか、アフターに大谷川沿いを駅まで歩きました。カワガラスが盛んに巣に餌を運んでいるところや、アカゲラなどが観られました。アオゲラを見つけた方もいて、この方は探鳥会と合わせて一日でキツツキ4種を見たことになります。すごいな~ |