2017/1/22(日) 蓮田市・黒浜沼探鳥会 |
報告:小林 みどり
|
「さあ、出発しましょう!」と歩きだしたところへ、小鳥の混群が登場。コゲラ、エナガ、シジュウカラ、メジロ。次から次へと現れるかわいい小鳥たちの姿に、みんな釘付け。スタート地点でしばらく足止めです。
|
|
黒浜沼の上沼(うわぬま)で水鳥を観察。カモはマガモ、カルガモ、コガモ、ハシビロガモ。ハシビロガモは久々の記録だそうです。望遠鏡の視野をちょこちょこと横切る2羽のタシギ。カイツブリはもう、甲高い声で鳴いていました。鳥の世界はすでに恋の季節が始まっているようです。
|
|
冬のヨシ原は鳥たちのレストラン。今日もオオジュリン、シジュウカラ、メジロがお食事に来ていました。お目当てのメニューはヨシの葉鞘にひそむカイガラムシの仲間。ビワコカタカイガラモドキというのだそうです。下の写真の、周囲が白く縁取られた褐色の楕円形のモノが、それです。動きそうに見えないけれど、これで成虫だそうです。この季節には貴重なタンパク源。みんな、しっかり食べて、厳しい冬を乗り越えてね!
|
|
こちらは枯れた草や蔓でできた天然のドーム。こんなドームがびっしり並んでいるところには、いろんな鳥が集まっていました。雨風も少しはしのげるし、敵からは隠れられるし。おそらく草の実などの食べ物もあるのでしょう。多くの人間が、見苦しい、キタナイ、と思うかもしれない枯れ草の塊だけど、鳥にとっては大切な場所なんだね・・・人間にとっての見た目とか価値観だけが優先されて物事が進められると、どうなっちゃうのかな? 枯れ草のドームの傍らで、ふとそんなことを考えた探鳥会でした。
|
|