*** 探鳥会風景 ***

2017/11/03(日) 行田市・利根大堰探鳥会
報告:佐野 和宏 

 今日は駅からのご案内の為、電車で行田市駅まで来ました。駅前の交番でなぜか観光案内を配っていました。ここには”行田のフライ”の紹介がありましたが、ご存じでしょうか?歴史のある食べ物ということですので、是非一度お試しください。

 探鳥会は利根大堰の南西に位置する元圦(もといり)公園がスタート。大堰からは見沼代用水路、武蔵水路、埼玉用水路、そして邑楽用水路が取水をしていますが公園を出るとそこが各水路の分岐点。まずはここでカモの観察始めですが、ド逆光。すべてクロガモ?に見えます。

 利根川の土手を越え、堰の上流側へ出ると、今度は順光でじっくりと水鳥を観察できます。マガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロなどに混ざってアメリカヒドリが1羽。ヒドリガモとの交雑が多く、純血なものは少ないと言われていますが、これはまさに図鑑通りでした。カンムリカイツブリも多数いて、よく見るとハジロカイツブリもいます。

 上空には大きな魚(まさか鮭、、)をつかんだミサゴが飛んできました。浮き島に降りて誰にも邪魔されずじっくり食事を始めました。

 堰の真下はねぐらなのでしょうか、普段からサギ類をよく見ます。この日もコサギが多く集まっていました。見上げるとまたミサゴが飛んできました。先ほどのはまた食事中のはず。この辺りには何個体もいるのでしょう。

 ブロックの上にはハクセキレイの他、セグロセキレイやキセキレイ、そしてタヒバリも飛んできました。久しぶりにセキレイ4種のそろい踏みです。

 浅瀬が出ているあたりまで下っていくと、もうお昼。思い思いに腹ごしらえをしていると、急に周囲が騒がしくなってきました。どこにいたのかカワウが次々と飛び出してきます。

 カワウの群れは見る見るうちに数百羽となり、堰の下流を飛び回ってから着水。こんな光景が何回かありましたが、探鳥会ではなかなかお目にかかれないシーンです。

 ここではハヤブサやノスリなどの猛禽も。そして水面をよく見ると何やら動くものが。今探鳥会の売りの一つ、遡上する鮭の背びれでした。 

 河原を戻り、スタート地点公園で鳥合わせとなりました。カモが少ないと懸念がありましたが、終わってみれば、まぼろし?のオオホシハジロを除いてもカモは11種、全体では期待を上回る40種の観察となりました。参加者は46名と多く、一人一種とはなりませんでしたが満足の探鳥会でした。皆様大変お疲れ様でした!!
今月の探鳥会

これまでの探鳥会風景
 

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