*** 探鳥会風景 ***

10/30(日) 松伏町・まつぶし緑の丘公園探鳥会
報告:佐野 和宏 

 前日のぽかぽか陽気から一転、今季一番の冷え込みになりました。雲も厚く、普段なら気持ちが沈んでしまうようなお天気ですが、不思議なものでバーダーにはこの方が鳥が出そうな気がして、期待感がわいてきます。
 管理棟前でメインリーダーと公園の方から挨拶があり、いよいよスタート。まずはトンボ池でカイツブリやコガモを確認し、その後、公園の東に広がる田んぼでお目当てのノビタキを探してみます。残念ながら今日は不在で、見られたのはアオサギぐらいだったでしょうか。目立つのはなんといってもモズ。そこここで高鳴きが聞こえます。
 ふと見上げると木の上にサギが。ダイサギにしては少し小さい?口角が眼の後端を越えていないということで、チュウサギと判定。この時期には大変珍しい鳥です。こから大きな池へ移動し、今度は水辺の鳥を探します。

 公園を訪れる人が多い為か、カモやサギの中にはだいぶ慣れているものがいます。それにしてもこのダイサギは特別で、わずか数メートル先で悠々と餌を狙っています。折角ですので識別の参考に顔のアップを撮影させてもらいました。木道を進んでいくなかで、カワセミやジョウビタキなどもよく見られました。
 カモは池の西側に集まっていて、一番奥は見渡せませんが、この手前にホシハジロやキンクロハジロなどの潜水ガモもいます。

 管理棟へ戻りトイレ休憩を取ってから公園を後にします。住宅地と田んぼが混在する一角を抜けていく道すがら、足元にちょっと変わった草が。ジュズダマというイネ科もので、実を乾燥させたものは数珠玉としてお手玉などに使ってたとのことです。
 古利根川まで出ると視界が開けました。土手は遊歩道の整備が進み散歩には快適な環境をなっています。ここではイソシギやイカルチドリ、そしてこの季節には珍しいコチドリも姿を見せてくれました。

 公園へ戻って鳥合わせ。64名の参加で42種を観察。寒かったのが良かったか、思った以上の鳥たちに会えました。
今月の探鳥会

これまでの探鳥会風景
 

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