*** 探鳥会風景 ***

1/8(日)松伏町・まつぶし緑の丘公園探鳥会
報告:佐野 和宏 

 昨日とは一変、寒~い朝となりました。午後には雨の予報でなんとなく鳥がたくさん見られるという雰囲気ではありません。ところが鳥達は次々に姿を見せてくれ、観察記録はなんと47種。もしかして、この探鳥地の新記録では。

 メインリーダーの挨拶の後、まずはトンボ池周囲を散策。池にはうっすら氷が張っていましたが、それでもコガモがいます。この鳥は警戒心が強いのか、普段はあまり近くで観察できません。ところがここはなんといっても至近距離。翼鏡のグリーンが、ことのほか鮮やかに見えます。

 木立でモズやアカハラ、そしてタシギが飛ぶのを確認。公園東に広がる田んぼを見渡すと、遥かかなたの屋敷林に猛禽がとまっています。場所を変え何回か観察する中でオオタカの幼鳥と判定。数名ですがこの田んぼでホオアカも。これも”緑の丘公園”の常連です。
 
 大きな池へ進むといよいよカモを中心とした、水辺の鳥の探鳥となります。周辺ではシメ、ジョウビタキ、カワセミ、そして今年の『当たり鳥』、アトリが見られました。池にはバン、オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリなどなど。カモの多くはすでにペアとなっているのでしょうか、このマガモもだいぶ親密な様子で、交互に頭を下げるディスプレイをしていました。
 
 池の西端が最もカモが多いところ。やっとミコアイサが間近で!!理由はよくわかりませんが、この池で毎年越冬する個体がいます。
 
 公園は現在も造成中で、新たに小山ができました。今回はここを登ってみることに。下からみると大したことはないと思っていましたが、思いのほか高く、S字の道でなんとか頂上まで。ここでは360度の視界が広がり、遠くの山々も見えてきました。公園の池も一望できます。
 
 池の端の落葉した木にノスリが1羽飛んできました。ややあってもう1羽が近くに。もうペアリングがすんでいるのでしょうか?

 小山を降りて一休み。後半は古利根川の土手を歩きます。公園の池の賑わいはなく、水鳥がいません。まずはイソシギ、イカルチドリ、コチドリなどのシギ・チドリを、識別の勉強をしながらじっくり観察しました。
 
 
 少し進むと今度は水辺にセグロカモメがみられました。識別は難しいのですが、遠くにもカモメ類がいます。公園へ戻って鳥合わせをすると46種。いよいよ探鳥会終了というところで、チョウゲンボウが頭上を飛んでいきました。これをカウントして47種を正式に記録に。寒さを忘れ楽しませていただきました。
 
今月の探鳥会

これまでの探鳥会風景
 

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