*** 鳥獣保護管理員 ***

鳥獣保護員・エトロフ小林の 『落書き帳』 第1回 そもそも・・・
みなさま、ごきげんよう。
埼玉県の鳥獣保護管理員を務めている<エトロフ小林>こと小林みどりです。
 このコーナーでは、鳥獣保護管理員としての活動を紹介することを通して、埼玉県の鳥獣保護管理行政を日ごろお世話になっている県民の皆様に広く知っていただくことを目的とし云々…いやいや、そういう面倒くさいことは脇においといて、ゆるーい感じで鳥獣保護管理員の日々のつぶやき・ぼやき・あれこれをお伝えしたいと思います。落書き帳ですので。

 ところでタイトルにある「鳥獣保護員」という名称は、今では使われておりません。冒頭に書いた「鳥獣保護管理員」が正式名称です。経緯を説明いたします(面倒なことは書かないとは申しましたので、ざっくりと)。

 我が国の鳥獣行政は「鳥獣保護法」という法律を基本としております。2015年、この法律が大きく改訂され、「鳥獣の管理」という概念が取り入れられました。要するにシカとかイノシシとか、増えすぎて害が目立ってきた生き物をなんとかせにゃならん、ということです。この結果、法律の名称が「鳥獣保護管理法」に変わり、「鳥獣保護員」も「鳥獣保護管理員」に変わってしまいました。

 ところが、ひねくれ者のエトロフ小林は、この「管理」という言葉が気にいらない。こんな人間の皮をかぶった蜥蜴みたいな、ちっぽけな存在の自分が、おこがましくも生き物を管理するなんて、違うだろ~!という思いがぬぐい去れない。そこで、このコーナーのタイトルでは、あえて「管理」を除いて旧称の「鳥獣保護員」を使うことにしました。落書き帳ですので。

 ついでにエトロフとは、エトロフウミスズメのことです。お手元に図鑑がある方はエトロフウミスズメを見てください。頭部の羽(冠羽といいます)が突っ立ってます。私は時々、寝ぐせが、この冠羽状になります。そのことをSNSに書いたら、ある人が「その寝ぐせ直さないで、そのまんまトレードマークにしたら(爆笑)」と。うん!いいアイディアだな、と思ったのですが、さすがに、ちょっとね…そこで、せめてペンネームにして、トレードマークにしよう、と思った次第であります。

 脱線しました。そもそも埼玉県の「鳥獣保護管理員」とは何か? ひとことでいえば「県の非常勤職員」であります。任期は一年で、毎年、県知事から委嘱されます。現在は県内で80名弱。県の鳥獣行政を担う機関…県庁みどり自然課と県内各地の環境管理事務所(中央、西部、東松山、秩父、北部、越谷、東部)に配属され、年間44日、勤務します。ちなみに私を含め、「日本野鳥の会埼玉」から推薦された鳥獣保護管理員は全員、県庁配属です。
 
 私達の給料(日給)はもちろん、みなさまの県民税から出ております。実は小心者のエトロフ小林、この点がすごくプレッシャーになっています。毎月、職務報告を書きながら、「これ、納税者が見たら、どう思うだろう…腹立つだろうね…許されないよね…でも、もう一度調査しなおすっても、鳥がもういないんだもん、どうしようもないよね…」とウダウダグダグダ。職務報告書の提出期限は毎月7日。ああ、また今月も苦悩の日が近づいてくる…
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