*** 探鳥会風景 ***

10/30~31/’21 宮城県・伊豆沼、蕪栗沼、志津川探鳥会下見
報告:佐野 和宏

【1日目】
 探鳥会は12/11(土)-12(日)とまだ先ですが、初めてのコースということで早に下見に行ってきました。本番の時間に合わせて東北自動車道に入り、休憩するサービスエリアを確認しながら長者原スマートインターチェンジに着いたのはお昼。ここからいよいよ『ガン類6種』を探します。まずは目星をつけておいた田んぼでマガン数百の群れを見つけて観察開始。するとあっさりカリガネが見つかりました。ピンクで短い嘴に鮮やかな黄色のアイリング。間違いありません。額の白い部分がマガンよりも上まであるのもしっかり確認できました。ここにはヒシクイもいて、これでまずは3種。
マガンの群れ カリガネ(撮影:近藤さん) カリガネ 
 宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターまで移動し情報収集。すでに8万羽を越えるガン類が飛来しているとのこと。周辺の塒入り観察場所を確認しているとだんだんと周囲が騒がしくなってきました。蓮に囲まれた水面にはすでにオオハクチョウがいましたが、ここへマガンが夕焼けをバックに続々と戻ってきます。いつもの景色が今年も見られました。
マガン 白鳥、他  マガン 
【塒入り-1】 17秒
                    
【塒入り-2】 36秒
                    
 コロナ禍ということで宿はビジネスホテル。チェックインを済ませて夕食は「300年の歴史を誇る、老舗の天然川ウナギ屋」へ。さすがのお味で大満足。ご馳走さまでした。

【2日目】
 飛び立ちは蕪栗沼。到着時にはすでに上空を飛び回っていましたが、心配することはありませんでした。飛んでは戻りを繰り返し、終わってみれば例年以上の賑わいでした。ここでは昨日は見られなかったシジュウカラガンが多くこれで4種目となりました。
 遠くの枯れ木には猛禽が。チュウヒかな?などと言っていたら親切にも飛んでくれました。田んぼの電線にはノスリに加え、チョウゲンボウとハヤブサが。本番はオオワシ、オジロワシにも期待です。
オオハクチョウ、マガン、他 シジュウカラガン マガン
マガン シジュウカラガン マガン
【飛び立ち】 44秒
                    
 宿に戻り朝食をすませて、これから海へ移動。全く違った2つの環境での探鳥というのが今回の新企画。難しいところもありますが、折角遠くまで行くのであれば是非、という思いからです。1時間余りで志津川湾へ。リアス式の海岸で湾内ではカキやホヤの養殖が有名なところです。
 海岸線で探鳥地を確認しながら、めざすのは 『南三陸・海のビジターセンター』。施設から湾内の観察もでき、野鳥情報もたっぷり。近くではオオワシやオジロワシだけではなく、イヌワシの観察記録も、、、。季節はまだ早く、カモメやカモが少々いる程度ですが本番はまだ先、期待が膨らみます。楽しみなのはなんと言ってもコクガン。下見でも入ったばかりの3羽を確認できました。これでガン類5種目となりました。
定員まではもう少々。申し込みは今からでも間に合うかもしれません。  

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