2021/5/30(日)オンライン探鳥会 川越市・伊佐沼 |
報告:廣田純平
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昨年、12月に東京支部と共催したオンライン探鳥会以来の開催となりました。それ以降、緊急事態宣言がたびたび発令されたりと開催が難しい状況でしたが、今回は埼玉県は蔓延防止等重点措置が発令中ということで、スタッフを最小限にした中での開催としました。
昨年10月に伊佐沼でも開催しましたが、その時とは景色が大きく変わり、沼の水位はほぼ満タン。10月はシギ・チドリがメインとなりましたが、今回は夏鳥として飛来したコアジサシやヨシゴイなどの水鳥たちがメインターゲットです。
前回の開催を踏まえ、ひたすら鳥を見せるだけではなく「探鳥会っぽいオンライン探鳥会にしたい」と考え、探鳥地の風景やスタッフの様子を映すようにしました。また、普段の探鳥会であればスタッフによる図鑑での解説が探鳥会の見所でもありますが、現地で図鑑を見せることは難しいため、事前に作成した鳥の解説スライドを使って画面共有して解説を行うことにしました。
zoomを立ち上げると、続々と参加者が増え、開始早々に80人を超える参加者となり、スタッフもビックリでした。開始のご挨拶をしてスタートです。
スタートするとコアジサシやカイツブリの賑やかな声が聞こえます。さっそくコアジサシをスマスコ(スコープにスマホを接続)で映し出します。コアジサシだけでなくクロハラアジサシも来てくれていました。スライドで解説も交えながら違いをレクチャーします。
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歩いている様子や探鳥地の様子も画面で映し出します。画面を通じてではありますが、現地の雰囲気が伝わるかなと思います。
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カルガモやバン、オオヨシキリなどお馴染みの鳥たちも登場です。初心者の方も見ていると思うので、事前に作ったスライドで解説です。鳥が登場するたびに、参加者の方からチャット欄に続々と感想コメントが寄せられます! |
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ヨシ原の中からニョキっと出てきたヨシゴイも見ることが出来ました。よく見るとオスが婚姻色になっていて、目先がかなり赤くなっていました。
スマホの電池の減りも激しく、満タンだった電池も1時間半で30%以下に…。
楽しい時間はあっという間で、惜しまれつつ終了です。
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参加者の方からはたくさんのコメントをいただくことができ、楽しんでいただけたご様子でとても良かったです。オンラインという環境ですが、画面を通じてみんなで同じものを見る喜びは変わりないかなと思いました。また、いただいたコメントで印象的だったのが、鳥が好きだけど難病で外を歩くことができず、こういう形で鳥を見ることが出来るのがありがたいというコメントでした。10月に開催した際にも、歩くことが難しい高齢の親と一緒に見ることができたというコメントをいただきました。コロナで通常の探鳥会が難しくなったことから始めたオンライン探鳥会でしたが、バリアフリーにもなるという側面があることを知ることができました。
動き回る小鳥を見せることはなかなか難しいですが、こういう環境の水鳥であればさほど難しくなく見せることができます。今後のコロナの状況が改善されることを願うばかりですが、またオンライン探鳥会を開催したいと思います。
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