12/13-14/’19 清里・野辺山レディース探鳥会 |
報告:小林 みどり
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レディース探鳥会初のお泊り企画です。参加者の何人かに聞いたら、「清里、行ったことあります。でも鳥が目的じゃなくて、若い時に…ウフフ」という方が多かったような。そう、「ウフフ」って感じの場所だったんです、清里。1970年代末、小汚いカッコで鳥ばかり追いかけていた私達なんか、行ってはいけない場所でした。40年を経た今、さて、どうなることやら。ウフフ…
☆飛沢溜池から井富溜池
最初に訪れたのは、飛沢と井富の二つの小さな池をめぐるコース。静かな別荘地を進むと、左右の落葉松林から、カラ類やキツツキの声が聞こえてきます。下見の時にチェックしておいた「ミソサザイ・ポイント」では、お約束のミソサザイが現れました。でも下見の時ほど、サービスよくなかったな。姿をゆっくり見られた方は少なかったかもしれません。キツツキ3種に本州のカラ類コンプリート。最後はマヒワの小群が締めてくれました。 |
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☆清里湖(大門ダム)
目標はオシドリ。必ずいるはずなんです! …うん、確かにいました。はるか遠くに。望遠鏡で「ああ、オシドリっぽいのがいるなぁ」という感じ。数は50~60羽ぐらいでしょうか。近くで見たかったなぁ。 |
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☆夕暮れの野辺山高原
フクロウに一目会いたくて…八ヶ岳の主峰・赤岳に夕闇が迫るまで粘ったのですが…会えませんでした。そして、とにかく寒いっ! 地元の方にレンジャク情報をいただいて、とりあえず撤退! |
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☆ペンション八ヶ岳自然ヒュッテ
今宵の宿は野鳥の会協定旅館。今回は参加者全員、野鳥の会会員なので、少しお安く泊まれました。宿のオーナーももちろん、鳥が大好き。ペンション周辺のポイントで毎月、調査をされています。これまでの貴重な記録を見せていただきました。また鳥の本をたくさん集めた「森のとしょしつ」というお部屋もありました! |
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☆宿のまわりで早朝探鳥
朝6時半。立待月、ユーミン風に言えば「17番目の月」が、まだ淡い輝きを放つ時刻に出発です。こちらの標高は1000mジャスト。気温は平地より6℃低い…かなり寒い! それでも歩くうちに太陽が昇り、鳥たちの動きも活発になってきました。道端の藪から、わーっと飛び立つカシラダカの群れ。数十羽ぐらいいたでしょうか。夜はこういうところで過ごすんですね。カラ類、アカゲラ、キセキレイ、ビンズイ、アカハラなど短時間で30種近くが観察できました。
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☆レンジャクとの遭遇
昨日はフクロウに振られ、寒さと暗さに負けて撤退しましたが、気持ちを新たに再挑戦。昨日ゲットした情報をたよりに、レンジャクが現れるというポイントへ。葉を落とした大木にお馴染みのヤドリギとホザキヤドリギ。すでに黄色い実をたっぷりつけています。これは期待できそう!「車から降りちゃダメだよ」というアドバイスに従い、バスで待つこと30分…現れませんでした…
ああ、また振られてしまった…傷心のまま、鳥影のない高原を放浪。風が強まり、ますます鳥が出てこない雰囲気のなか、突如として「小鳥の群れ!」の声が。この際、鳥なら何でもいいよ、と、小枝に群がる数羽の鳥に双眼鏡を向けたら…なんだ、こりゃ!このずんぐりむっくり体型は!シメか? いや違う!もしかして、レ、レ、レ! しかも、望遠鏡で拡大したら、胸からお腹に黄色味がないっ! 想定外の場所で、キレンジャクに出会えました。惜しむらくは、尾の先の黄色が見えなかったこと…さっきまで鳥なら何でもいいよ、とか言っていたのにね。
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その後、昼食に寄った「八ヶ岳倶楽部」の敷地内で、ふたたびレンジャクの群れに出会えました。赤・黄あわせて20羽ぐらい。今回は、尾の先の色や翼の模様の違いも確認でき、「チリチリチリ」という独特の声も聞くことが出来ました!
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☆野の鳥の丘公園(佐久市 東電貯水池)
今回最後の探鳥地では、今まで見る機会がなかったカモなどの水鳥類が勢ぞろいしていました。お馴染みのオカヨシガモやヒドリガモ、マガモ、オナガガモなどに加え、カワアイサがどっさりいます。県内ではなかなかお目にかかれません。ミコアイサもきれいな雄、いわゆる「パンダガモ」が多いのです。もっとゆっくり探したいところですが、風は強くなるし時間が予定よりも大幅にオーバーしてるし…カモ類10種を含む17種を記録して帰路につきました。いるはずのフクロウに会えなかったり、あるはずのトイレがなかったり(@野の鳥の丘公園)、至らぬところが多々ありましたが、皆様にご協力いただき、初のレディースお泊り探鳥会を無事に終了できました!気分は「ウフフ」です♪
☆ゴハン あれこれ
八ヶ岳自然ヒュッテのディナー。山ぶどう、サルナシ、モミジイチゴなど野山の恵みの美味しさを引き出した果実酒にワイン。野菜たっぷりのメニューにメインのチキン料理で、満腹です!
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八ヶ岳自然ヒュッテの朝ごはん。大根のステーキ、山芋寒天、ニンジンと菊芋のきんぴら、3種の味噌で頂く里芋などなど。
野菜だけでなくローストポークも付きます。 |
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「八ヶ岳倶楽部」 オーナーは日本野鳥の会名誉会長・柳生博さん。広大な雑木林の片隅にあるレストランで、2日目のランチをいただきました。ビーフシチューや桃のカレー、葡萄のカレーなど。名物の「フルーツティー」は7種のフルーツの香りと甘みが凝縮され「夢のような」お味でした。
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☆山ウォッチングも楽しみました
上の段 左:八ヶ岳連峰 / 中:甲斐駒ヶ岳 / 右:天狗山、男山
下の段:妙義山
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