5/25~26’19 長野県・戸隠高原探鳥会
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報告:浅見 徹
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何度目の戸隠でしょう。今までで一番の好天に恵まれた二日間でした。長野駅に集合し、迎えのマイクロバスで戸隠森林植物園に向かいました。途中、山が良く見える広場にバスを止め、しばし景色を堪能。遠くに白く見えるのが北アルプスで、左から「鹿島槍」、「五龍」、「唐松」の峰々。右手に連なる茶色の岩山が、戸隠連峰です。森林植物園に10時半ころ到着。入口の地図看板で、今日のコースを確認し、探鳥をスタートしました。森の中は薄暗く、ヒンヤリとしていますが、日向はギラギラで暑く汗ばむくらいです。 |
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水芭蕉の花が残っていました。カタクリも咲いていました。ということは、つい先日まで ここはまだ早春だった? そして、今日は真夏日。キビタキの声があちこちから、遠く近く聞こえてきます。いました! やっとスコープとカメラで捉えることができました。 |
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鏡池まで歩いて、持参の弁当で昼食。池の対岸に、オシドリが数羽見え隠れしていました。池畔でのんびりした後、午後の探鳥を開始。エゾハルゼミが鳴き始めましたが、心配したほどの騒音ではなく、鳥の声はしっかり聞こえます。カラ類の中でもヒガラの鳴き声が一番めだちました。コサメビタキは控えめな声で、姿を見てやっとそれと気付きました。「外周のこみち」を随神門に向かって進むと、ホーイチーチーと特徴のある声が聞こえてきました。クロジです。囀る姿もしっかりスコープで観察できました。奥社の参道を横切り、「ささやきのこみち」を少し行ったところで小休止。 |
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一日目の探鳥は、「八十二森のまなびや」で鳥の剥製を見学して終了。温泉で疲れを癒し、ご馳走を食べ、酒を飲み、食事の〆に絶品の戸隠蕎麦をいただき、大満足の一日が終わりました。有志数人は、宿の近くの暗がりに集まり、満天の星を観望。スコープで木星の縞と3個だけですがガリレオ衛星を見ることもできました。翌日に備え、9時過ぎには就寝。
二日目は、4時半にバスで宿を出て森林植物園で早朝探鳥会。戸隠連峰に朝日が当たりピンクに染まっていました。愛想の良いミソサザイが近くで囀り、楽しませてくれました。 |
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まだ、明け切っていない森の中から、色々な野鳥の囀りが聞こえてきました。アカハラ、クロツグミ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、キビタキそしてコルリも。オオアカゲラも姿を見せてくれました。あっという間の3時間で、バスの迎えの時間となりました。
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朝食を済ませて9時ころ、三度 森林植物園を訪れました。探鳥コースを確認し、いざスタート。日が昇り、戸隠連峰も早朝とは違った装いで我々を迎えてくれました。お目当てのひとつ、ノジコが朝日を浴びて囀り出しました。園路の直ぐ近くで子育てをするゴジュウカラやコサメビタキの様子も観察できました。 |
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正午ころ、バスで戸隠牧場キャンプ場に移動しました。キャンプ場の草原で、旅館の奥さん手作りの弁当と豚汁の昼食。昼休憩の終わるころ、真上の空に、突然ハチクマ2羽(3羽目を見た人も)が飛来! 今シーズン初めての出会いでした。林では、ニュウナイスズメが営巣していました。キャンプ場周辺で探鳥した後、14時過ぎに涼しい木陰で鳥合わせ。50種以上を記録して、探鳥会の幕を閉じました。 |
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沢山の鳥と植物に触れ、天気にも恵まれ、最高の二日間でした。
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