*** 探鳥会風景 ***

3/22-23/'19 Young探鳥会八丈航路
報告: 廣田 純平

初の試みとなった「航路ヤン探」どれだけ需要があるかわからない中でしたが事前申込制で満員御礼となりました。参加者のほとんどは航路が初めて。そして若い女性や親子連れが中心の参加者となりました。
金曜夜に竹芝桟橋で集合し、まずは行程・デッキでの観察での留意事項をガイダンス。乗船後はレインボーブリッジの下をくぐり、お台場を抜け、羽田空港脇を通り夜景を楽しんでから就寝です。
日の出に合わせて朝6時頃から観察開始。御蔵島付近では海上にオオミズナギドリの群れが広がります。最初は海の上を飛ぶオオミズナギドリを双眼鏡で見るのに精一杯。オオミズナギドリが海鳥の基本なので、まずはオオミズナギドリの色・形・飛び方・遠くても近くてもオオミズナギドリを見て覚えることをご案内しました。
三宅島を出て2時間後、最初のアホウドリ発見!水平線に近いレベルでしたが、それでもわかる大きさ!15分後にも同じような距離でアホウドリが出てくれました。どちらも白さが見えたので、亜成鳥?成鳥かと思われます。その後は八丈島に着くまでにクロアシアホウドリが2羽見ることができました。この区間では慣れない船で前日に寝不足となり船酔いになる方が数名…ダウンしながらも船酔いに耐えてくれました…がんばりましたね…!
八丈島での下船は数十分だけ。それでも鳥を見る気満々な皆様は降りた場所から鳥を探します。イソヒヨドリ、ウミネコ、ウグイスのさえずりを確認できました。さぁすぐに乗船です。
八丈島→三宅島までは波が高くなりましたが、少し慣れてきたことと、探鳥会ならではの大人数ですので、参加者同士で喋ったりお菓子を回したりで苦しい区間でしたが乗り越えました。この区間ではクロアシアホウドリ9羽、アホウドリ若、オーストンウミツバメを数羽見ることができました。

三宅島は風の関係で錆ヶ浜港に寄港。寄港中にもダイサギ、アオサギ、ウミネコ、ヒメウ、ウミウを見ることが出来ました。さて!一番熱い区間に向けて出航です!
15時付近から16時まで10分起きくらいにアホウドリ類が出てくれました!そして16時には大島をバックに一度にアホウドリ類が20羽近く乱舞…!すごい…!参加者もスタッフも歓声が上がりっぱなしです!しかもわりかし近くを飛んでくれる個体が多く、その度に歓声!アホウドリ祭り
その後、アホウドリの亜成鳥が船と数分間併走してくれました。参加者みんなじっくり見ることができました…!(ここで感動で涙する人が数名)
その後はまだ見れていなかったコアホウドリが船の近くを飛んでくれたりと、これでアホウドリ類3種コンプリート!予想より高かった波、そして船酔いに耐えた参加者たちに、アホウドリたちが応えてくれたと思っています。アホウドリたちありがとう!!
初めての航路にも関わらずに、決意と期待をもって参加してくれた皆様にとって大満足の航路探鳥会となりました。

Top