*** 探鳥会風景 ***

3/16/’19 栃木県日光市・東照宮裏山探鳥会
報告:佐野 和宏

 直前の天気予報も高い確率で雨もしくは雪。開催は難しいかな?と思い、指定の電車で東武日光駅へ向かいましたが、どうもすぐに降ってくる気配はありません。先行していたメインリーダーからは、日光は薄日が差しているとのこと。探鳥会は開催です。駅へ到着後、お弁当を仕入れて、いざ出発。
 今年も駅から大谷川へ出て、対岸を川上へ向かうコース。セキレイ類に加え、遠いもののカワガラス、そしてイワツバメやアカゲラなどが次々現れ参加者を楽しませてくれます。
 そうこうしているうちに雲行きが怪しくなってきました。雪が舞い始め、気温が下がってきました。探鳥は一旦中止し、しっかりと雪ごしらえをして神橋を目指します。
日光連山を見ながら出発 霧降大橋から大谷川を観察 大谷川沿いを上流へ
 激しく降った雪も神橋に着く頃にはすっかり上がってくれました。雨具をしまい探鳥再開。橋から川を見下ろすとカワガワスがせわしなく飛び回っています。良く見るとこの中にちょっと色の薄くものが。どうやら今年生まれの幼鳥のようです。胸から腹にかけて白斑があり、顔はとてもかわいいく見えます。
雪がやみ探鳥再開 大谷川のカワガラス 橋の上からカワガラスを観察
 ここでトイレ休憩を取り東照宮方面へ向かうと、早速、カケスがお出迎え。その先では小鳥の声がしてきます。キクイタダキやコガラなどがみられました。その後、何度か混群に出会うものの声だけで姿が見えません。『もう少しCDを聞いておけばよかった。』と、反省しきり、、、まあ、毎年のことですが。
 稲荷川沿いに出てさらに上流を目指すと、ミソサザイの声が聞こえ始めました。それでも姿はなかなか見られません。少々心配になってきたところで、やっと大きな声であの複雑なさえずりが!声には似つかわしくない、かわいい姿も見せてくれました。
頭上にキクイタダキ 梅もちらほら ミソサザイのポイント
  「近くで営巣しているようなので、ストレスにならないよう、移動しましょう。」のメインリーダーの一声でその場を離れます。ここから河原へ出て昼食。多くの方は東武日光駅で買った名物弁当を楽しんでいました。
 そんな中、「キバシリ」の声。早々に昼食を終えていたOさんが探してくれました。まずは双眼鏡だけ持って向かいましたが、残念、私は間に合いませんでした。
 昼食後は川沿いを引き返しそのまま神橋へ向かうコース。最後にまたカワガラスの幼鳥を見て解散場所へ。
やっとミソサザイ登場! キバシリいないかな? カワガラスの幼鳥
 天気予報から中止を想定して参加されなかった方も多いかと思いますが、ゴールまでたどり着けたのは期待以上でした。鳥合わせの結果、本日は34種の観察となり、こちらも期待以上。探鳥会は無事閉会となりました。
<おまけ>
ここから駅までは、せっかくなので大谷川沿いへ出て、探鳥会コースの対岸を歩くことに。早速、探鳥会では見られなかったカワアイサの♀が飛んできてくれました。先へ進むと今度はアオゲラが。公園の木にとまって落ち着いた様子。枝被りもなく、長い時間多数の観察に付き合ってくれました。    
これにて閉会 帰路、アオゲラ現る アオゲラ観察

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