*** 探鳥会風景 ***

2/21/’19 滑川町・武蔵丘陵森林公園探鳥会
報告:浅見 徹

風は少し強いけれど晴天に恵まれて、平日にもかかわらず多くの参加者が集まりました。今回は、『しらこばと』の案内どおりに、東武東上線の森林公園駅からバスに乗っての参加です。「森林公園南口入口」というバス停は通過して、次の「滑川中学校」で降ります。今回、その理由が分かりました。「森林公園南口入口」というのは交差点の名前で、そこに近いバス停だからこの名前、徒歩で南口に行くには「滑川中学校」で降りた方がずっと近いという、慣れない利用者には紛らわしいバス停名でした。乗客の三分の二くらいが探鳥会参加者だったようで、誰も間違えずに正しく降車し、南口に向かいました。
南口の前で参加者名簿に記入し、参加費と入園料をまとめて払います。2列に並んで入口を通過し、いざ探鳥へ。
風が強いため、小鳥の気配が感じられず、リーダーは四苦八苦。それでも、地上を歩く(跳ねる)シロハラやツグミを次々と見付けてスコープに入れます。梅林に近づくと、花を愛でる参加者が急増。花鳥風月・・・月以外は揃い踏み。そういえば、一昨日は今年最大のスーパームーンでした。早朝、西の空を探せば、名残りの月が見えていたかも。   
紅梅の花枝の中を動くジョウビタキ♂を見つけました。完全な枝かぶりですが、季節感満載の写真では? 少し行くと、日陰の樹間でじっとしているシメを発見。何故か、嘴を半開きにしたままです。しばらくしてから、モゾモゾと口を動かして何か飲み込んだような気がしました。大きな木の実を口に含んで、その処理に困っていたのでしょうか。またしばらく行くと、先頭集団が頭上を見上げて騒ぎだしました。キクイタダキでした。針葉樹の高い枝先でちょろちょろ。双眼鏡で追いかけていると、首、肩、腰が悲鳴を上げました。ふーっ、疲れる。
最後に、大沼に出て楽な姿勢で水鳥観察。何か珍客はと探しましたが、今日は不在。それでも、春の陽射しの下で輝くハシビロガモ♂の羽衣の美しかったこと。コガモも綺麗でした。風が少し冷たくなったので、鳥合わせは中央口外のログハウス2階で。確認種38種で、風を考えると上々の結果でした。シロハラがいっぱい見られたこと、アカゲラをしっかり見られたこと、そしてチラリとですがキクイタダキを見られたことが嬉しかったです。鳥合わせの後、その場で各自持参の昼食、そして任意参加のアフター散歩で南口まで戻ると、閉園近い時間に。充実した、楽しい一日でした。下右のジョウビタキは、アフターで撮った写真です。今度は枝かぶりなしで、満開のマンサクの前で、しっかりとポーズを決めてくれました。

Top