*** 探鳥会風景 ***

2/3/'19 さいたま市・民家園周辺定例探鳥会
報告: 佐野 和宏

 今日は3ヶ所で探鳥会開催される為、参会者は少ないかと思いきや、好天に恵まれ49名にお集まりいただきました。3月並みの暖かさで風も無く、絶好の探鳥日よりのなか開会の挨拶を終えて早速芝川第一調節池を目指します。
 まずは芝川でアオジやホオジロ、シメなどの小鳥を観察。シメは特に多く、落ち着きなく何羽も飛び交っています。ツグミもやってきました。そして上空ではトビが舞っています。
 調節池でまず目に入ったのはカモメ。近づいてくるとユリカモメであることを確認。他にも大分いるようです。カモは全体的に少ないものの、キンクロハジロの群れて逆光のなかでもきれいな羽衣を見せてくれました。
 ミコアイサの♀タイプもそこここにみられます。イクリプスなのか本当に♀なのかはわかりませんが、とにかく個体数が多くどこにでもいる感じです。
 少し進むとハクチョウが見えてきましたが、首を突っ込んでお休み中。なかなか識別ができませんが、幼鳥1羽を含めてオオハクチョウが5羽、コハクチョウが1羽だったようです。
 調節池の南西まで進むと、ここはベニマシコのポイント。期待通り”フィ・ホッ”の声がしてきました。まずはメスがいいところに出てくれました。続いてオスも出てくれましたが、大勢の参加者に気後れしたのか、木の根元の藪の中からなかなか出てきてくれません。それでも鮮やかな”赤”はしっかり観察できました。
 見上げる空には雲一つなく、引き続き風も吹いてきません。何とも気持ちのいい陽気なのですが、一つ気になることが、、、強風好きのチュウヒが飛ばないのでは?
 ところがこれは全くのは取り越し苦労。調整池の対岸で何度も雄姿を見せてくれました。遠目にも上尾筒の白い横斑がクッキリ。
 チュウヒの次はこれもこの探鳥会のお目当ての”アリスイ”に期待が高まります。今日はいつもの池周辺のヨシ原ではなく、周遊道路の東側に出現しました。
 調整池で最後に盛り上がったのはホオジロ。一本の落葉樹に4羽が至近距離でとまっていました。もう一度ハクチョウを確認してから調整池を後にし、民家園へ戻ります。
 鳥合せではなんと53種を記録。そしてお目当てはすべて出現。さすがは県内有数の探鳥地と感心しきり。

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