11/23/’18 栃木県奥日光・千手ヶ浜探鳥会
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報告:浅見徹
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中禅寺湖畔ボートハウスに着くと、粉雪が舞っていました。青空が覗いているのですが、山に雪雲が掛かりそこから粉雪が吹き飛ばされて来ます。肉眼では遠くまでよく見えるのですが、双眼鏡を当てると雪片も拡大されて、視界が悪くなります。倍率の高い望遠鏡ではなおのこと、視界には雪・雪・雪です。それでも、カワアイサやハジロカイツブリを楽しめました。寒くなると暖かい室内に引っ込んで、デッキで観察する人たちを観察。これが一番楽チンな探鳥です。動きがあったら、すぐに飛び出します。雪をものともせず、望遠鏡で対岸を探索していた入山さん(本日のメインリーダー)に動きがありました。皆、一斉に集まり「どの辺り? 飛んでるの? 背景は?」と大騒ぎ。止まっているオオワシを見つけましたが、直ぐに飛び立ち、雪に紛れて消えてしまいました。残念、こいつは参考記録となりました。しかしすぐその後、今度はオジロワシが対岸の森の斜面を背景にゆったりと飛び始めました。遠くて、雪のチラつく悪条件の下ですが、特徴的な尾の白帯がしっかりと確認できました。
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赤沼で低公害バスに乗り換え、千手ヶ浜バス停に着いた頃にはすっかり晴れて青空が広がっていました。柳沢川の岸辺に出ると、カメラマンが数人。今朝、近くをオオワシが飛んだとのことでした。クマタカを写した人も。期待に胸ふくらませて、あたりを見回しますが、そう簡単に会えるわけがない。河原でイカルチドリやカワガラスを見ていると、入山さんの大声「お~い、来て!」。オオワシの羽でも落ちていたかなと思って人だかりの中を覗き込むと、何と、アオシギ(落鳥)!!! 既に冷たいけれど、まだ柔らかく、落鳥して間もない感じでした。生きている姿を見たかった・・・。この朝、湯川の小滝付近でアオシギを見たという情報がありましたが、まさかここで落鳥に遭遇するとは・・・ 奥日光全体では、何羽のアオシギが来ているのでしょう。
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興奮冷めやらぬ一行が千手ヶ浜を目指して出発した時、突然、後ろから大きな鳥が頭上をかすめて柳沢川の上流に向かって飛び去って行きました。後ろ姿ですが、オジロワシに間違いありません。我々がいる間、近くの樹にじっと身を潜めていて、我々が移動し始めたのを見定めて飛び立ったのでしょう。
千手ヶ浜に出ると、水鳥が色々見られました。中でも印象に残ったのが、順光で見られたハジロカイツブリの美しい赤い目でした。 |
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千手ヶ浜バス停から、山の小鳥を見ながらぶらぶら散策。後ろから来た低公害バスに手を上げて途中乗車し、赤沼へ。そこから貸切バスに乗り換え、三本松でトイレ休憩とお土産の買い物。3時を過ぎるころには空気がひんやり。山頂の白いものは、雪ではなく霧氷のようです。 初冬の奥日光を満喫した一日でした。 また来るぞ! 待ってろよ! |
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