10/27~28/’18 長野県・戸隠高原探鳥会 |
報告: 菱沼一充
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1日目
天気が心配されましたが、新幹線が佐久を過ぎたころから晴れ間がのぞき始め、車窓から虹が見られました。長野駅に着いたときは、すっかり晴れ上がりましたが、山の方は雲がかかっているように見えました。バスで森林植物園に向かいますが、途中で小雨が降りだしました。バスを降りて雨具を付けましたが、雨は大したこともなく間もなく晴れ間が出ました。
みどりが池でカモを探すが見つからなかったので、とりあえず鏡池に向かいます。雨上がりのため、足元に注意して皆で声かけながら歩きます。途中、アカゲラ、マヒワ、カラ類が見られましたが、例年よりも鳥影が少なく感じられ、一部の人しか観察できませんでした。昨年、ムギマキが見られたクマノミズキにも鳥の姿がありません。それでも、途中でカシラダカ、キバシリ、アトリなどが観察できました。
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鏡池に到着したときは、すっかり青空となり、池にはオシドリ、カルガモ、カワウ、セグロセキレイがいて、空にはノスリ、トビ、ツミが舞いました。お弁当の後、恒例の記念写真です。カメラを買い替えたのですが、セルフタイマーの使いかたを忘れてしまい、浅見リーダーにご自身のカメラで撮影していただきました。
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鏡池から隋神門へ向かいますが、相変わらず鳥影が少なく、ツグミ類の声も全く聞こえてきません。ところどころの紅葉で気をまぎらわし、足元にはツルリンドウの赤い実が見られました。いつものイチイのヤマガラを観察して、隋神門の先で一休み。ここでは、しっかりゴジュウカラが見られました。
大した成果もなく入口園地へ向かいます。途中でバードウオッチャーに情報収集しましたが、どなたも鳥が少ないとの返事でした。数日前にムギマキも抜けたとのことでした。小鳥の小道の分岐点で、ようやくアオゲラの姿を確認できました。
夜は恒例の宴会と自己紹介。相変わらずの料理の多さです。お酒は地酒の渓流と吾一ワインで。
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2日目
朝食前に、宿周辺の探鳥。少し寒いが好天に恵まれました。徐々に空が明るくなり、周囲の山々に朝日が差し始めると紅葉が朝日に輝き眩しく感じられます。ここでは、植物園では見られない、スズメとハシボソガラスを観察しておきます。宝光社で今日の成果をお願いしました。そのおかげでカケスが至近距離で観察できました。こんな近くで見たのは初めてのことで大騒ぎでした。
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植物園では相変わらず鳥影が少なくカラ類程度で盛り上がりません。小川の小道でミソサザイを探すが見つからず、ようやくアトリの群れが上空を飛びました。その後、マヒワ、エナガ、ゴジュウカラを観察しました。ムギマキもマミチャジナイも見つからないまま植物園を後にして、キャンプ場へバスで移動しました。
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キャンプ場でお弁当、温かいキノコ汁をおいしくいただいました。ツルマサキの実はたわわに実っていますが、肝心のムギマキは見つかりません。ささやきの小道で熊の爪痕を見ることができました。「ここでは、何かいいことあるよね。カワガラスが見られないかな?でも、10年前に見ただけだよ。」そんな会話をしていると、Mさんが見つけてくれました。しばらく、皆を楽しませてくれた後、上流に飛んで行きました。お目あてが見られなかったので寂しかったですが、これも自然相手のことです。来年に期待して戸隠探鳥会は終わりました。
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