*** 探鳥会風景 ***

4/29/'18(日)  栃木県・小倉山森林公園探鳥会
報告:佐野 和宏 

 気持ちのいい快晴となりました。指定の電車で東武日光駅に着くと、しばらく見られなかったツバメが戻って来ていました。駅前にはすでに大勢集まっていて、MLの挨拶の後、まずは小倉山森林公園へ移動します。
 駅から市街地を通り、大谷川を渡って公園に入るコースを歩きますが、公園内にはスズメなどの身近な鳥はいません。そこでこの間も緊張しての探鳥とまりますが、そんななか、頭上の電線に小型の鳥が。「ムクドリですよ。公園にはいないのでよく見てください!」と大声でご案内し、念の為、双眼鏡で覗くとなんだか違和感が。なんとコムクドリでした。
 公園に到着し受付をしている間にもさえずりがそこここから聞こえてきます。大丈夫、今年も夏鳥は来ています。開会の挨拶の後、声の主、オオルリ、キビタキ、サンショウクイを探しますが、今年は木々の葉が茂るのが早く、すでに見通しがききません。困ったものです、、、
 今年も50名を超える参加者の為、二班に分けてそれぞれ逆向きに公園を回ります。私は左回りのコースでしたが、移動先も 『声はすれども、、』 の状態は変わらず、我慢の探鳥となりました。それでもエゾムシクイ、センダイムシクイなどの声を聞きながら、日光木彫りの里工芸センター前の広場まで進んでトイレ休憩。ここでもキビタキの声が良く聞こえていたので、頑張って探すこと数分、やっと姿を見ることができました!!その後、くりっとした眼が人気のコサメビタキもよく姿を見せてくれました。
 出発点に戻り、鳥合わせ。オオルリは声だけの人が多く残念でしたが、アマツバメやカワガラスなど、ここならではの鳥を含め、32種の観察となりました。山の探鳥会としてはまずまずの結果です。そんな中、日光名物のニホンザルが3頭現れました。まだ子供なのでしょうか、看板の上に乗ったり、小枝にぶら下がったりして遊んでいます。
 昼食後に公園内をもう一回りして、オオルリをしっかり見た方が多かったようです。来年は葉の茂るのが例年通り遅くなるのを祈るのみです。

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