しばらくぶりの小倉山森林公園での探鳥会。魅力は何と言っても手軽に夏鳥が観察できるところ。東武日光駅に集合し、ツバメ、イワツバメなどを見ながら大谷川を渡ると、もう公園入口。渓流沿いの小道を登って行くとまもなく夏鳥の声が聞こえてきました。チヨ・チヨ・ビー(センダイムシクイ)そしてヒッ・ツッ・キー(エゾムシクイ)も。
急坂を上り終えたところはオオルリのソングポイント。ここで受付をすませ、いよいよ本格的に探鳥スタートです。早速、お目当てが高いところで囀り始めました。ただここは空抜けで、背中の瑠璃色がなかなか出ません。オオグロだな~の声。コサメビタキも早々に出現です。写真はコサメビタキ |
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散策路を右回りに進んでいくと、サンショウクイがいいところに出てくれました。アオゲラの声も聞こえてきます。とにかく鳥影が濃く、気を抜けるところがありません。
公園の最北部には「日光木彫りの里工芸センター」があり、ここが最高点。周辺は疎林地帯となっていて、急にキビタキが増えてきました。落ち着きなく飛び回っていますが、鮮やかな黄色はしっかり記憶に残りました。サンショウクイも定期的にヒリ・ヒリ・ヒリと頭上を舞ってくれます。写真:サンショウクイ |
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一息入れて後半のスタートです。下り始めて初めのポイントは沢にかかる小橋から上流方向になります。カワガラスが餌をとらえては、堰の下の穴に入っていきます。もう雛がいるのでしょう。
相変わらず夏鳥の声は途絶えず、目線で姿をとらえられる機会も増えてきました。やっときれいな『瑠璃色』が見られました。写真はセンダイムシクイとオオルリ。 |
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植物好きには山野草も気になります。路傍で存在感を主張していたのはアカネスミレとのこと。画像では青く見えますが、実際には赤味が強く、まさに茜(アカネ)色。丘陵地に多く,全体的に微毛があるそうです。
”鳥合わせで~す!”のメインリーダーの声にもオオルリが出ているとなかなか集まってくれません。「鳥」が途切れたところで確認をしてみると、観察数は33種。山の探鳥会としては期待以上の鳥たちを見ることができました。きっと来年も開催してくれるでしょう。
昼食後は、電車の時間までもう一回りという人が多かったようです。 |
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