*** 探鳥会報告 ***

10月4日(日)さいたま市・民家園周辺定例探鳥会
報告:佐野 和宏
 10月に入ったというのにポカポカ陽気で半袖でも汗ばむ程でした。年々、鳥影が薄くなっていく県内の探鳥地の中で、数少ない”人気上昇中”の当地には、今日も数多くのバーダーが集まりました。メインリーダーの挨拶が終わりいよいよ探鳥会スタート。のんびりと芝川まで出ると、早速、水門にカワセミが登場。背景はあまり綺麗ではありませんが、水質や周辺の環境にこだわらないこの鳥らしい一面とも言えます。
   
 今日は調整池を一周するコース。早速、枯れ木にとまっているオオタカの幼鳥をリーダーが発見。じっくり観察する間もなくミサゴが対岸に現れ、狩りに成功すると北へ飛んで行きました。さらに北へ進むと今日の鉄塔の主はいつものハヤブサに代わってチョウゲンボウのようです。サービス良く見やすいところのとまっています。このように今日は猛禽が多かったのですが、やはり目立ったのはモズの高鳴き。ちょうど縄張り確保の正念場なのでしょうか、、、
   
北側のコースに出ると水面までに草原広がってきます。この中の枯れ木で、先ほどのミサゴはまだ採餌中でした。距離は近く、カメラを持っている方はまずはパチリ。いい写真が撮れたのではないでしょうか。
   
 そろそろノビタキでも出ないかと思い草の上を探していると、突然、『アリスイ!!』という声。半信半疑で探すと、確かにそれらしい鳥影が水辺に近い木の枝に見えます。慌ててスコープに入れると、正にアリスイでした。すぐに飛ばれてしまいましたが、本日一番のサプライズでした。
   
 ノビタキやトケン類には出会えませんでしたが、期待以上の結果に大満足でした。道端のコスモスや狂い咲きの桜を見ながら民家園へ戻り、鳥合わせ・解散となりました。次回もよろしくお願いします。