鳥獣保護員・エトロフ小林の 『落書き帳』 第5回 信天翁(あほうどり)余話その1
ごきげんよう。エトロフです。
クロアシアホウドリの一件を自分のFacebookで紹介したところ、「善いことをしましたね」というコメントを頂きました。続いて別の方から「善いことばかりしていると、神に連れていかれますよ」というコメント(笑)・・・どの神に、どこに連れていかれるんだろ? コワいな。 何しろ我が国では、人口いや神口800万ですよ。相当ヤバい方もいらっしゃるのでしょう・・・こわっ!
そもそも私には「善いことばかりしている」という認識がありません。むしろ悪いことばかりしているので、その罪滅ぼしをせねば…という意識が常にどこかにあって、そのことがプレッシャーになっているような気もします。
幸か不幸か、今のところ、まだ、どなたも連れに来ていません。どこに連れて行くにしても、まだまだ修行(修業?)が足りないよ、ということなのでしょう。
クロアシアホウドリ事件の1週間ほど前、同じようなアホウドリ事件がありました。場所は千葉県銚子市、漁港近くの駐車場。コアホウドリ(Phoebastoria immutabilis ミズナギドリ目アホウドリ科アホウドリ属)が一羽、動けなくなっていたそうです。発見者は奇しくも越谷の貴公子S氏の一行。つまり彼は短期間に2度もアホウドリ類の命を助けたことになるのです…神様、連れてくなら、こっちが先でしょ!?
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