*** 埼玉県内の探鳥地 ***

所沢市 狭山湖
■コース概要
狭山湖は埼玉県の南西部、東京都との境界に広がる狭山丘陵にある人造湖で、正式名称は山口貯水池。東京の水源の湖です。阪神・淡路大震災を機に実施された堤防の耐震補強工事の完工をまって、2004年に当地の探鳥会を再開しました。湖に集まる冬の水鳥が主役なので、12月~3月の間に2~3回の開催を基本としています。カンムリカイツブリの大きな群れが観察できる県内屈指のフィールドです。

西武狭山湖線の西武球場前駅前に集合して、狭山不動(西武ライオンズが必勝祈願をするお寺)と山口観音を横目に見ながら、多摩湖周遊道路をたどって玉湖神社まで行きます。この辺りの林地ではルリビタキ、アオジ、ウグイス、シロハラ等がよく観察されます。時にはアオゲラやトラツグミも…。玉湖神社から少し戻って狭山湖沿いの道を堤防まで。最近遊歩道が整備されて歩きやすくなりました。

狭山湖堤防の南詰めにトイレがあり小休止。あとは堤防から湖面のカモ類、カイツブリ類をじっくり観察します。カモ類は12月のほうが、移動途中の種が立ち寄る例が多いので出現種が豊富です。オオハム、シロエリオオハムもこの時期に出ました。カンムリカイツブリは毎冬数百羽が入り、圧巻です。ここ数年ハジロカイツブリが増えています。ミミカイツブリやアカエリカイツブリが観察されたこともあります。

堤防はほぼ南北に690m。東側斜面のタヒバリに気を配りながら北詰めまで行きます。この辺りはホオジロガモが比較的良く見られます。

晴れていれば白銀の富士の雄姿も見られ、トクした気分になれます。北詰めで鳥合わせ、解散。帰りは来た道を戻って、途中狭山不動の裏門から境内を抜けて西武球場前駅にショートカット出来ます。

トイレ:集合地と狭山湖畔

■交通
集合場所:西武狭山湖線 西武球場前駅前
駐車場 :集合地周辺と狭山湖入口付近

探鳥会開催月 : 2月、4月、12月

■探鳥会で記録された鳥(2017年ー2019年)
オシドリ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、カワアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオバン、コチドリ、ミサゴ、トビ、ハイタカ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、番外ドバト、番外ガビチョウ

探鳥地