*** 探鳥会風景 ***

02/05/’20 さいたま市・秋葉の森総合公園探鳥会
報告:浅見 徹

 さいたま市西区の「秋葉の森総合公園」で、初めての探鳥会が開催されました。ここで野鳥観察を続けて『しらこばと』※で紹介してくれたIさん(今日の担当リーダーの一人)のお気に入りのフィールドです。
 公園のセンターハウス(管理棟)前に、平日にもかかわらず60人ほどの参加者が集まりました。想定以上で、リーダーは嬉しい悲鳴。開会挨拶の後、鳥の見易さを考えて、二つのグループに分けて園内を巡ることになりました。私は第二班に入りました(第一班の様子は、会のFacebookに載っています)。第二班は、まず自然保護ゾーンに向かいました。森に入って直ぐ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、コゲラの混群に出会いました。何処からか、アカゲラらしい声も聞こえてきました。森を抜けると、左手に湿原が見えてきました。
 広々としたヨシ原にダイサギが一羽。公園管理事務所のKさんによると、ここの主で何時もいるそうです。「あっ、左手の森にアカゲラ♀!」この子の声だったのか。今度は右手の水路の上にカワセミ♂が。藪の上には、アオジが止まってくれました。これは♀かな。
 湿原を抜けて、再び森の中に入りました。ここで、ちょっと不思議な光景が。コナラでしょうか、太い凸凹した樹皮の木の根元に、エナガとメジロが集まり、盛んに樹皮を突いています。樹液でも出ていて舐めに来たのでしょうか。それとも、樹皮のくぼみに虫が隠れているのでしょうか。直ぐ近くまで来て逃げずに、可愛い姿を、たっぷり見せてもらいました。森の出口付近でルリビタキを見かけた運のよい人達も。
 ここから一度スタート地点に戻り、小休止とトイレタイム。今度は、公園南側のピクニック広場(バーベキュー場)で探鳥です。芝生広場を草原と森が囲み、カシラダカ、シメ、ツグミ、ジョウビタキなど色々な鳥が楽しめました。そして、あっという間に正午近く。
 自然保護ゾーンの入り口に全員集合して、二グループ一緒に鳥合わせ。水鳥がほとんどなしで33種は、素晴らしい! 参加者のあちこちから、ここでの探鳥会を定例化して欲しいという声が上がりました。冬も良いけれど、春・秋の渡りの時期も楽しそうですよ。
※『しらこばと』2017年10月号、№403、p2-3、鳥と出会える貴重な場所 秋葉の森総合公園。『しらこばと』のバックナンバーは、HPから閲覧できます。

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