*** 探鳥会風景 ***

12/14/’19 さいたま市・岩槻文化公園探鳥会
報告:浅見 徹

 抜けるような青空というのは、この日のような空を言うのでしょうか。気温もほどほどで風もなく、最高の鳥見日和となりました。いつものように開会の挨拶と諸注意を確認した後、公園内の散策に出発しました。「この木なんの木」の札が付いた木がありました。札には、猿の絵。サルスベリかい。枝先を見ると実がいっぱい付いています。サルスベリの花は、夏の暑い盛りに長い間楽しませてくれて見慣れていましたが、こんな実がなるのは知りませんでした。青空を背景に、これもまたヨシ。最初の小さな池(水場)で鳥探し。期待通りに、カワセミが飛んできてくれました。
 
次に向かったのが、村国池。日当たりが良く、暖かい! 池の向かいの木立に、ちょろちょろ動く小鳥が見えますが、何だろう? シメ、ツグミ、カワラヒワ等々。メタセコイア(和名:アケボノスギ)の紅葉も綺麗でした。色づいた木々の間の小道をたどって先に進みました。

 比較的近くの木に、シメが止まっていました。嘴が鉛色に見えます。繁殖期の名残り? それとも、光のせい? 元荒川の川岸に出ました。対岸に鳥影あり。イソシギ、イカルチドリ、タシギでした。下右の写真をよーくご覧ください。イカルチドリ3羽とタシギ1羽が写っています。4羽とも長い間じっとしていました。日向ぼっこでしょうか。イソシギは、いつものようにせわしなく歩き回り、お見せできるような写真は撮れませんでした。

 再び林の間の道を、スタート地点に向かって歩くと、小鳥がいっぱい。1本の枯れ木にカワラヒワとカシラダカ。このちょっと前には、ホオジロも。さらに進むと、シジュウカラ、エナガ、メジロ、コゲラの混群に包まれ、最高に幸せな気持ちになりました。

 鳥合わせは、陽だまりの斜面で。身も、心もポカポカの探鳥会となりました。

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