*** 探鳥会風景 ***

11/17/’18 さいたま市・見沼自然公園探鳥会
報告:佐野和宏

週間予報は雨。ところが段々晴れの予報に変わり、当日はなんと快晴。このお天気に誘われてか、67名と大勢の皆様にお集まりいただきました。今日はビギナー向け探鳥会が併設で、初の試み 『親子探鳥会』 となっています。それぞれメインリーダーの挨拶から探鳥会開始です。

一般の部はいつものコースを変更し、トモエガモのいるという公園内の池に向かいます。この探鳥会ではカモが近くで見られるのが魅力ですが、さてトモエガモも近くでみられますか、、
池にはカモに加えてバン、オオバン、カイツブリなど色々な水鳥がいます。まずは一通り見渡したあと、いよいよの密集したカモの中にお目当てを探します。換羽途中と聞いているので、地味なはず。ところが 「ほら、すぐそこにいますよ。」 と、あっさり発見。さらに池を離れるころにはヒドリガモやオナガガモに混ざって広場まであがってきました。サービス精神一杯で写真は撮り放題。これが今日始めのサプライズでした。

通常コースに戻り、見沼代用水東縁から田んぼへ。早速、目のいいベテランが上空の猛禽を見つけました。”オオタカ?ハイタカじゃない?”、と。いつもの議論ですが、識別できないので、聞こえないふり。結局判定はオオタカになりました。
稲刈りの終わった田んぼには、”藁”を使って何やら小屋らしきものが。聞いてみると”フナノ”と呼ばれる藁塚とのこと。その昔は、ここ、見沼田んぼでもよく見られたようです。周囲にはライトアップの為の竹製のろうそく台が置かれていました。

探鳥会は旧坂東家住宅で小休止を取ったのち、後半戦のスタートです。住宅街のはずれでやっと、期待の冬鳥、シメが登場。何羽かが一緒に移動しています。『これから一冬お世話になります!!」』。

たわわに実った柿にを横目にさらに進むと、先頭集団が道端の生垣を覗き込んでいます。すぐそこでジョウビタキ♀とアオジが生垣の中でちょろちょろしています。その距離はわずか2,3m。トモエガモに続いて、ありえない至近距離での観察にびっくり。これが今日2回目のサプライズです。

 公園周辺まで戻ってくると、目のいいベテランが今度は鉄塔にとまる「猛禽らしきもの」を発見。近づくにつれて、「チョウゲンボウかな?」、となり、最後は飛んでくれたのもあり、「チョウゲンボウ」で確定。

 チョウゲンボウの余韻に浸っているうち、今度は後方でオオタカが飛翔。だいぶ低いところを飛んでくれました。公園に戻ると、朝はちょっと遠かったオカヨシガモが真ん中まで出てきて楽しませてくれました。久しぶりのキセキレイもきれいでした。

 最後のサプライズはチュウサギ。池に入っている大きめの白いサギなので、てっきりダイサギかと思いこんでいましたが、、、よく見ると確かにチュウサギです。越冬個体はいないかと思っていたので、、認識をあらためなければ。
 今日は近郊の探鳥会でもいろいろなサプライズがあるのことを、改めて感じました。鳥合わせの結果も期待を大きく上回る40種。参加して良かった!!

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