*** 探鳥会風景 ***

7/15/’18(日) さいたま市・三室地区定例探鳥会
報告:佐野和宏

 連日の猛暑。それでも朝方は少々雲が出ていたので大丈夫かと思っていましたが、探鳥会が始まるころには、日差しが出てきてしまいました。うっ、あつ~~い。こんな中、初参加の方も含めて31名が市立浦和博物館前に集まってくれました。先ずは、『暑さ対策を万全に、特に水分補給こまめに。』 との挨拶があり、いよいよ探鳥会スタート。今日のコースは日陰を求めて見沼代用水西縁を西へ向かいます。
 やはりこの時期は鳥が少ないですが、その代わりに1羽1羽をじっくり観察できるいい機会です。カラスやヒヨドリなど見ながら進んでいると、先頭のグループが何やら見上げています。コゲラでした。目の前の桜の木の枝先で盛んに餌を探しています。サービス精神満天のこのコゲラは、どうも幼鳥の様で、ポヤポヤした感じがしました。
 前の方から、”アオバト?”という声が聞こえてきました。何名が目の前を飛んでいくのをみたとのことですが、三室のチェックシートには無いし、リーダーの記憶にもない。もしや初記録? のちに 『しらこばと』 2016年3月号 の行事報告に、前年10月の探鳥会で記録されていることが判明。さて真相やいかに。
 少し広くなったところで一息入れ、もう少し先へ向かいます。今日の最も目立ったのは、なんといってもホオジロ。そこここの電線や低木で盛んに囀ってくれました。他の鳥が少ないことをいいことに、広い農耕地を独占しているような印象です。
 帰路ではカワラヒワやキジバトも良く姿を見せてくれるようになりました。気が付くとミンミンゼミだったか、セミも鳴き始めています。ますます暑さを感じますが、吹き始めた風がせめてもの救い。
 博物館に戻り、冷房の良く効いた館内で鳥合わせ。芝川へは出なかったので、水鳥の記録は無しですが、それでも14種。出ずっぱりのホオジロが特に印象にのこりました。皆様、大変お疲れ様でした。

Top