*** 探鳥会報告 ***

 4/24(日) 第3回埼玉Young探鳥会
in 秋ヶ瀬公園
報告: 佐野 和宏
予報では9時過ぎにはやむことになっていましたが、第3回埼玉Young探鳥会は、雨の中での開会となってしまいました。今回は、海外の方に日本の自然を紹介している"Japan Nature Guides"のChris Cookさんも参加していただきました。こんな天気にもかかわらず、さすがはヤン探、なんと78名もの参加者にお集まり頂き、元気に出発です。

まずは鴨川の土手で水辺の鳥を探します。ここでは想定外のクサシギが!まだ傘をさしての探鳥ですが、幸先のいいスタートとなりました。
  
鴨川を渡り大久保農耕地へと移動します。土手の上からチョウゲンボウの採餌の様子が見られました。畦にはタシギも。そろそろ雨もやんできました。

田んぼへ降りると次のお目当てはノビタキです。まだ、落ち着きがなく、じっくりとは姿を見せてくれませんが、多くの方が確認できたかのではないでしょうか。脇の水路ではコガモがまだ残っています。反対側では到着したばかりのチュウサギが採餌中です。こちらは識別のポイントを確認しながらじっくり観察します。 
  
公園に入ると、突然美声が響いてきました。何とアカハラが囀っています。姿を見た方もいたようです。コジュケイの声が響いたのもこのあたり。駐車場で休憩していると今度は頭上にコムクドリが集まってきました。当方は今季初認で大満足。

いよいよピクニックの森で本探鳥会の本命、色鮮やかな夏鳥を探します。2班に分かれていましたが、後ろの班が高いところで小鳥が飛び交うのを発見。この中にキビタキがいて、数名のみですが、”黄色”を確認。
  
その後は粘るもののオオルリ、キビタキ、サンショウクイはなかなか姿を見せてくれません。そうこうするうちに天気が回復し青空が覗いてきました。「さあ、これから!」、というところで無念のタイムアップ。

お昼を済ませ鳥合わせをしてみると、それでも46種を記録していました。この天候を考えると大満足の結果です。
  
終了後もたくさんの方が残って恒例の「お茶会」。その最中に近くでキビタキ・オオルリが現れ、多くの方が確認できました。

次回のYoung探鳥会は6/19に渡良瀬遊水地で開催予定されます。オオセッカやコヨシキリに期待です。奮ってご参加ください。