*** 探鳥会報告 ***

8/23(日)千葉県・ふなばし三番瀬海浜公園探鳥会
報告:佐野 和宏
 今回は潮目から前週の谷津干潟探鳥会と同様に午後の開催です。家を出るころはパラパラ降っていたので涼しくていいかな、などと思っていましたが、船橋駅に着くころには日差しが出て、まさに夏の青空。相当紫外線が強そうで、慌てて日焼け止めを買いに行く人も。そういう私も準備していなかったので、ひと塗りさせてもらいました。
 駅で受付を済ませた皆さんとバスで海浜公園まで移動すると、すでに大勢見えられていました。新リーダー、K.Hさんの挨拶でいよいよ探鳥会開始。海辺の風で暑さはさほど気になりませんが、肝心のシギ・チドリは、潮がまだ十分引いていなので、わずかにダイゼンがみられる程度。
   
 そこで東側の防波堤を奥まで移動してみると、沖のブロックの上にシギ・チドリがごっそりと乗っています。手前からじっくりと識別をしてみると、脚が長く目立つのはダイゼン、背が白っぽく見えるのはミユビシギ、その他、キアシシギやメダイチドリもいます。
 さらに左の奥にはお目当てのミヤコドリが、20羽程度休憩中です。近くにはウミネコやオオソリハシシギ、カワウにダイサギも見えます。
 沖合を飛ぶミサゴを見ていると、急降下して大きなボラ捕えましたが、重いのか海面ぎりぎりを飛んでいきます。やっと杭の上までたどり着いた感じでしたが、そのあとはゆっくりとお食事を楽しんいます。
   
 潮が引いてきて沖のブロックから渚にシギ・チドリが移動してきました。浜まで戻ると鳥との距離が近くなっています。先ずはミユビシギが出迎えてくれました。集団で忙しそうに走り回っていますが、この中にトウネン1羽が混ざっているとのこと。大きさ以外は意外と似てるので識別には注意が必要です。
   
 オオソリハシシギも戻ってきました。大きさや胸の色合いから雄雌が識別で来るという説明があり、ちょうど並んだ時にはよくわかりました。ただ、今度見る時まで覚えていられるか、、、その他、ソリハシシギなども出てきて、一気に盛り上がってきました。
 お時間となり浜から木陰に移動して『鳥合わせ』。終わってみればシギ・チドリの種類、個体数ともに満足の行く結果となりました。潮はまだいい状態だったので、解散後も少し見ていきました。